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腐女子の私が『嫌いな人』を振り返る

  • 執筆者の写真: noranyannya222
    noranyannya222
  • 2017年10月18日
  • 読了時間: 8分

こんにちは!はるです。

今回はちょっといつもより 重めの記事になります🗻

みなさんには嫌いな人っていますか?

たぶん、嫌いな人がひとりもいない人なんてなかなかいないと思うのですが

今日はひとつの例をあげて、『嫌いな人』についての

私の気持ちを書かせてもらいたいと思います。

私は、小さい頃から親しくない人と深くコミュニケーションをとったり

必要以上に人からグイグイ距離をつめられるのが嫌いで

たぶん、普通の人より嫌いな人が多いタイプでした。いまも結構そうかもしれないけど…笑

そんな 嫌いな人ができやすい私には

中学生の頃 とても嫌いな友人がいたんですけど

今回はその子を Aちゃんと します。

Aちゃんは、小学校高学年の頃からわたしたちのグループに

突然 強引に割り込んでくるような形ではいってきたのですが

趣味なども合ったので、そのままグループになじみ、友達になった子でした。

小・中学生の頃の私は、現実世界の出来事より

アニメやマンガ、ボーイズラブの世界のことに現実味を感じていた程の

ものすごく熱い腐女子でした。

そんな私にとってAちゃんは

中学での数少ない腐女子・オタク仲間だったので

朝も一緒に登校し、部活も放課後もたくさん一緒に時間をすごしました。

これだけなら普通にただただ仲のいいオタク友達なんですが

彼女には私にとって 苦痛に感じる所がいくつかあって

ある日わたしは、Aちゃん以外の友人と放課後にあそぶ事になり

すこし寄り道してから、私の家でおしゃべりしよう!ということになって

いつもより遅れて家にかえりました。

そしたら、不思議な事に玄関の鍵があいていて

父も母も仕事やパートに出ていたので、いつも家のカギはしまっていたんですが

私には弟がいたので、寄り道してる間に弟がかえってきてしめわすれたのかな?

と、帰宅したら

『おかえり!』

と元気なAちゃんの声…

弟も部屋にいたので、玄関のカギは弟が開けたのだろうけど

遊ぶ約束もしていない日に、なんの連絡もなく彼女は私の家に帰宅(?)していたんです。

それだけでも結構びっくりすることだけど

もっとビックリしたのは、なんとAちゃんは、うちのリビングにおいてある

私の家族のパソコンを使ってインターネットで遊んでいたのです。

弟に話を聞くと、いきなり家にやってきて

パソコンをしていた弟を無理矢理どかせてパソコンを使い出したということでした。

予想外の訪問に かなり度肝ぬかれましたが

一応友達なので、わざわざ追いかえすのもなんか変だよな…と

違和感を感じつつ その後は一緒に私の部屋でおしゃべりしました。

でも、彼女の違和感は他にもあって

私が中学生の頃、腐女子たちの間では 携帯サイトを開設することが

ちょっとしたブームで 友達の中でもサイトを開設することが流行しました。

私ももちろん自分の携帯サイトを開設して、くだらない日記を書いたり

ヘタクソなファンアートを公開して楽しんでました。

でも Aちゃんは友達のなかでひとりだけ携帯をもってませんでした…。

ここまで読んでくださったらもう

なんとなくわかるかもしれませんが

彼女は 私の携帯をつかって携帯サイトを開設

その後も私の携帯で 日記の更新などを続けていきました。

もちろん 私がすすんで携帯を差し出したわけもなく

最初は、親に連絡したいことがあるからメールを送らせてほしい。

と言われて携帯をかしました。

そしたら、そのまま私の携帯で 携帯サイトを開設していた…というわけです。

そこからはもう惰性でずっと

求められるたびに携帯を貸す事になりました。

でも、一度携帯を貸すと長時間にわたり手放さず

夜8時くらいまでうちに居て 私の携帯でずっと遊んでいたこともよくありました。

中学生とはいえ、携帯には個人情報や

あまり他人に見られたくない画像だとか、メモだとか

わたしは絵を描くタイプの腐女子だったのでなおさら

見られたくないものがたくさん入ってたので

人に貸したいわけありませんでした…

しかも彼女は私の携帯でサイトを更新するだけじゃなく

勝手にブックマークを見たり追加したり

無料と勘違いして有料の着ボイスとかもダウンロードもしてたので

もの凄い恥ずかしくてイライラして 心底いやけがさしていました。

もっと細かいことをいえば

私の部屋にお菓子とか飲み物のゴミをおきっぱなしにしていったり

本人は好きでもないであろう 私の好きなキャラのポルノ絵を描いて 毎日毎日

何枚も何枚も贈られたり、きりがないのですが

最終的にはもう半ばノイローゼのような状態で

そいつに罵詈雑言をあびせかける夢を何度も見てました…笑

もはや友達とはいえない状態ですよね。

でも、中途半端に許してきたぶん、話を切り出すことができなくて

結局、中学の3年間ずっと その子に対するイライラを

心にためこみっぱなしでした。

Aちゃんとは、別々の高校にあがると同時に疎遠になっていき

高校で彼氏(というかセフレ…)ができてからAちゃんは

友達は二の次でその相手にベッタリだ

という話をきいた程度で、ほとんど顔もあわせなかったのですが

それでもまだ何年かずっと嫌いで、思い出してはイライラしていました…

最近わたしは

自分の性格や人格のルーツはどこなのか?ということを

まわりの人と話し合い比べ合いながら考える機会があり、家庭環境や過去の友人関係など

いろんなことがいまの自分の性格に結びついている事に気がつきました。

その時、ふとあのAちゃんの事を思い出しました。

成人した今はもう、あの時の彼女の行動は異常だとわかります。

彼女がそんな異常な行動をとった理由はいったいなんなのか…

もしかすると、家族から軽い ネグレクト を受けていたのではないか?

という所に考えが行き着きました。

Aちゃんの家は、父 母 妹 Aちゃん という家族構成で

1度だけ家にも遊びにいきましたが、大きくて奇麗な家で

テラスがあったり、庭に薔薇がさいていたり、裕福で幸せな家に見えました。

なのにAちゃんの家族はなぜか

彼女ひとりだけをおいて家族で日帰り旅行に行ったり

Aちゃんはいつもボロボロで、古い服をきていたのに対し

妹はたまに近所で見かけるといつも新しい綺麗な洋服を着ていたり

Aちゃんは中学のあいだ、携帯をもたせてもらえなかったのに

彼女の妹が中学にあがると、携帯が買い与えられたりしていました…。

中学の頃はアニメやボーイズラブに夢中で、その事だけが現実的に見えていて

友人の身にこういう事がおこっているにも関わらず、これらの事を

なんか へんな家族だな〜。くらいにしか思ってなかったのですが

いま思うと、軽いネグレクト としか思えません。

ネグレクトを受けている子供 の特徴には

・服が汚れていたり伸び切ったりしている

・季節や体型に合わない服を着ている

・髪の毛がボサボサ

という見た目の特徴や

・見知らぬ人に対して馴れ馴れしすぎる

・一度家にあげるとなかなか家に帰らない、毎日のように家に訪れる

・人に対して攻撃的になり、トラブルが多くなる

という行動の特徴があるそうで

中でも他人の家にあがりなかなか家に帰ろうとしなかったり、頻繁に家にやってきてあがりこもうとしたりするのは、ネグレクトを受けている子どもの代表的な行動だそうです。

思い返せば

Aちゃんは放課後まっすぐ家にかえることはほぼなく

いつも私や友達の誰かの家にいりびたっていたし

他の子の家では、勝手に冷蔵庫を漁っておこられたという噂もきいてました。

私はAちゃんに自分の思いを伝えることのないまま疎遠になってしまい

やり場の無い怒りや憤りをかかえ、何年も思い出しては怒る

ということをくりかえしていましたが

それは全て自分の都合だけを考えて、ただ感情的に怒っていたにすぎず

相手のことを考えたことは、一度もありませんでした。

家で親にまともに相手にされず、旅行もおいていかれ

妹だけが可愛がられる家庭環境のせいで

人の家に入り浸ったり

人の物をつかって自分が与えられなかった物の穴埋めをしたり

私の好きなキャラクターの絵を描きまくって気をひいたり

彼氏ができたらそっちにベッタリ…というのはぜんぶ

愛が足りなかったから なんだろうなあ…と

彼女の行動の理由がなんとなくわかってからは

以前のように心のなかに燃えるような怒りを起こすことは

なくなりました。

もちろん、本人と話し合ったり私の思いを知ってもらったわけじゃないので

全ての事をゆるせるわけじゃありませんが

嫌いな人のルーツを知る・考えること で

自分の気持ちがやすらぐ

ことを始めて経験しました。

それは決して同情したからではなく(少しは共感・同情もしていますが)

相手の行動の 原因を知る・行動のメカニズムを知る ことで

はじめて 冷静に相手を見る ことができたからだとおもいます。

みなさんにも1人や2人は 嫌いな人がいると思います。

心にすこし余裕があるとき、身の回りの嫌いな人について

一度考えてみてください。

時にはそれが相手のためだけでなく、自分のためになることも

あるかもしれません。

最後まで読んでくれてありがとうございました😸

 
 
 

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